せいいちの特徴

置決めコントローラで何ができるのか


いいちシリーズの特徴

今まで、別々に準備しなくてはいけなかった、PLCとモーションコントローラ4セット、CNCコントローラ1セットを1つのパッケージに

まとめました。

位置決めコントローラとPLCの配線はありませんし、PLC内蔵タイプやオプションタイプの位置決めコントローラより、色々なモーションコントロールが可能です。さらにCNCコントローラまで使用することが可能になります。
しかし、残念ですが、せいいちシリーズPLCの機能は単純で複雑な制御には向きません。ですが複雑な制御は位置決めコントローラが行いますので、殆どの場合PLCは簡単なIO操作で十分だと思われます。


便利な位置決めコントローラ

せいいちシリーズに内蔵している位置決めコントローラの機能を説明します。
せいいちシリーズには、モーションコントローラが4つ、CNCコントローラが1つ内蔵しています。
各コントローラには1軸から最大8軸のモータを割り付けることが出来ます。
これは、何を意味していのでしょう?


装置の設計上、搬入工程、加工工程、搬出工程の3工程があり
モータとしては、搬入工程はXYテーブル、加工工程は4軸、搬出工程はXYの計8軸を必要とする場合を考えます。


一般的には

この構成を考えると、
PLC内蔵かPLCオプションの位置決めコントローラで搬入搬出のXYテーブル担当させ
専用の位置決めコントローラで加工を行わせるといった構成になる場合が多いのでしょうか?
位置決めコントローラ内蔵タイプのコントローラを選択する場合もあります。

搬入、搬出をモーションプログラムで行うか
コストを抑えるためにPWM出力で行うか悩むところです。
外部位置決めコントローラは、PLCとのIO用の配線も必要になります。

加工4軸は、位置決めコントローラで行いますので一般的な動作は満足できるはずです。

その他の、ソレノイド、リレー、センサ類はPLCで担当させます。


せいいちだと

この構成を考えると
モーションコントローラの1番目(ユニットプログラム1)を2軸 XY軸として割り当てます。
モーションコントローラの2番目(ユニットプログラム2)を2軸 XY軸として割り当てます。
加工軸4軸は、加工が複雑で複数のワークや複雑な加工を行うのであればCNCコントローラを割り当てます。
比較的簡単であればモーションコントローラの3番目をXYZA軸として割り当てることも出来ます。
ソレノイド、リレー、センサ類は、汎用IOへ接続させます

制御は

ワークの種類を、セレクトスイッチで指定(汎用IOへ)し、搬入開始がかかれば、モーションコントローラですので
各ワーク毎の位置あわせは、簡単です。
位置あわせ完了後、「せいいち」の内部接点間で加工軸のブログラムを内蔵PLCで起動を掛けます。

加工は、CNCであればその時々に合わせて、無限の加工が出来ます。
モーションコントローラであれば、4096ステップの大容量ですので色々な加工が出来るはずです。
加工完了後、「せいいち」の内部接点をPLCが確認し搬出用のプログラムを起動させます。
もちろん入出力IOは、PLCを返してコントローラで監視制御が可能です。

搬出も位置決めコントローラですので、色々な動きを簡単に作成できます。
搬出完了後、内蔵PLCから、次工程への出力、パトライト、ブザーなどを処理して終了です。


モータは位置決めコントローラで制御しますので、PLCは安全面のリミットスイッチ、非常停止、ポカよけと程度になってしまうのでPLC部のラダー開発は非常に簡単になります。
当然ですか、位置の微修正などは、位置決めコントローラの位置データを変更するだけです。
また動作手順の変更も位置決めプログラムの変更だけで簡単に完了します。