基板が出来上がって、一番最初にするのがこれです。太陽か、蛍光灯に基板を透かしてみます。
実装面、はんだ面、内装で銅箔がない部分が透けて見えるからです。
透かして見る理由ですが、電源の1次側、2次側の沿面距離を適切にとっているかの確認です。アートワーク中何度も確認しているのですが、これをしないと安心できないのです。
JISでも使用電圧と環境により沿面距離は規定されています。実は意外と疎かにしている基板が多く、この沿面距離を保つことだけで、思わぬ不具合の発生が防げます。
この基板の1次と2次の境目は、上記の赤い部分です。意識して分けています。
サーボドライバ、インバータの基板で、この沿面距離が取れていない基板のファームは逃げ出したくなります。