ブラシレスモータ:ホールモータの駆動

ブラシレスモータ

ルーター、最近は電動工具でもブラシレスモータが使われています。どうでもいいことですが弊社はマキタの工具が多いです。

このモータ駆動には、基本的な方法として120度通電が有名です。センサレスで駆動する方法もありますが、センサレスの場合、低速駆動が難しいという面があります。


電流ループ、速度ループ、場合により位置ループで制御を行いますが、この用途のブラシレスモータの場合電流ループを使って制御しますか?そうするとお高くなってしまいます。という問題が発生してきます。

120度通電をアレンジ

もう少し簡単に安くということで、こんな制御をしてみました。

ここのブロック図の肝は、Make 3 Phaseの入力に角度+速度を入れているところです。速度に対応した、角度を演算、60度刻みではなく中間の角度を求めPWM波形を演算し出力しているところです。簡単な制御でスムーズな回転が出来ているようです。

ADコンバータも省けるので、コストダウンにもなります。CPUにADが付いているかと思いますでしょうが、オペアンプが幾つか必要になるので、そこがコストへの影響が大きいです。

この構成で20000rpmくらいで安定して回せたのですが、逆起電力の少ないモータでどこまで回せるか、試せる機会があるといいなと思っています。

最後に、これは概念です。実際駆動するには、ノウハウ的な部分があり工夫が必要です。

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