STM32FとOzone

STM32Fは便利なCPUで10年ほど前から使い始めていたのですが、最近は開発環境にはTrue Studioが制限なく使えるようになりとても便利に使えるようになりました。

ただ、このTrue Studioには、リアルタイムでメモリや変数を見る機能が無かったのですが、TIの開発環境Code Composer studioなどはデバック中に実行コードを止めることなく変数をモニタリングする機能があり、この使い勝手を知ってしまうと、同じような環境が欲しくなってしまいます。位置決めコントローラ(position controller)では必要なことは殆どないのですがサーボドライバ(servo driverの開発時はあるととても助かります。

どうするかなのですが、コーディングとコンパイラ/リンクはTrue Studioで行い生成したxxx.elfファイルをJ-LINKを購入すると使えるようになるOzoneというデバッカソフトで読み込んで使うと非常に快適な開発環境になります。

動作させるまでには、特に難しいこともなくCPUを選択し、読込むelfファイルを選択するだけです。(簡単すぎるので、割愛)

プログラムのダウンロードを押して(これもJ-LINKの性能をフルに使えるので早いです)いざ実行。

ソースファイルの中の見たい変数をマウスで右クリックしWatchを選択します。

Watiched Dataに変数が現れるので、次はリアルタイムで見たい変数を右クリックしRefrash Rateを1~5Hzのどれかに変更、これでリアルタイムで変数の変化を確認できます。

J-LINK PLUS以上ででOzoneが使えるのですが(それ以外は評価版)BaseとPLUSは価格にほとんど違いがないのでPLUSのほうがお勧めです。

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